第二新卒の転職活動は新卒枠・既卒枠と中途採用枠のどっちがいい？

第二新卒で転職活動をする場合、もう一度新卒枠や既卒枠に大学生と混ざって応募していくのか、中途採用枠で職務経歴を活かして応募していくのかは、とても迷うところです。
結論からいうと、どちらでもいいのですが、新卒枠・既卒枠と中途採用枠だとメリットがそれぞれあります。
それを考えて、自分がどちらからアプローチするのがよいかを検討すればいいです。

ちなみに、第二新卒の場合、迷ったら転職エージェントに相談してみるのが実はいいんですよね。
というのは、転職エージェントは、これから受けようとする企業の内部事情や採用ニーズを把握しています。
なので、

この会社は第二新卒枠で中途で応募できる
ここは中途は即戦力人材を求めている

などの情報をくれるので、それに応じて応募する戦略を考えるのが最善です。

今回は、そんな第二新卒の転職活動は新卒枠・既卒枠と中途採用枠のどっちがいいのかについて、解説していきたいと思います。

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Contents

1 新卒枠・既卒枠での転職活動のメリット
2 中途採用枠での転職活動のメリット
3 新卒枠・既卒枠か中途採用枠かで迷ったら？
4 まとめ

新卒枠・既卒枠での転職活動のメリット

第二新卒が新卒枠・既卒枠で就職活動を行うメリットとしては、

即戦力ではなくても良い
社会人として基本的なビジネスマナーは備わっていると判断してもらえる
新卒にはない経験をアピールできる

などが挙げられます。

新卒枠・既卒枠での採用では、新卒と同じ研修プログラムに参加することも多く、
未経験でもじっくり研修を行ってくれる企業も多いです。
研修時には、研修ならではの同期との結束力も生まれ、これから会社で働いていくにあたって、
大きな支えとなってくれるでしょう。

また、企業としては1度も就業経験のない求職者より、1度でも企業に採用され、社会人経験のある
第二新卒の方が好印象の場合が多く、自分のアピール次第で面接が有利に進むこともあります。
さらに社会人経験が少しでもあれば、新卒にはないアピールをすることもできるでしょう。

中途採用枠での転職活動のメリット

第二新卒が中途採用枠で就職活動を行うメリットとしては、

年齢が若い方が有利
職種で仕事を選べる
経験・能力次第で条件の交渉ができる

などが挙げられます。

中途採用枠だと、経験が重視されるイメージがありますよね。
確かに、役職付きの募集などは、経験が重視されるので、第二新卒にとっては不利になるでしょう。
しかし、採用企業が採用時、重視している部分に「年齢」があります。
皆さんも1度は見たことないでしょうか？
求人情報に、

「若年層の長期キャリア形成のため30歳未満」

や

「未経験・第二新卒歓迎」

という記載がよく見受けられます。
これは企業では、会社で長く活躍してもらえる人材を募集しているため、
若い方の採用を積極的に行っている企業がとても多のです。

年齢が若いと柔軟にその会社に染まってくれると判断され、年齢が若いということは転職活動時に有利に働きます。
また、新卒採用時はまずは会社に採用され、そこから会社が適正を見て配属という流れになりますが、中途採用枠ですと、職種による採用がほとんどなので、初めから自分がやりたい職種に応募することができます。
前職での離職経験を活かし、どんな仕事が自分はやりたいのかを選ぶことができるわけです。
さらに、経験によっては、給与・条件の交渉ができるのも魅力の1つです。

新卒枠・既卒枠か中途採用枠かで迷ったら？

第二新卒はどの募集枠で転職活動をするのが良いのか、これは皆さん迷うことが多いですよね。
私のところにもたくさん相談や質問がきます。
また、今回少しヒアリングをした後輩も第二新卒での転職活動経験者で、この疑問はやはり当初持っていたそうです。

第二新卒で転職活動したときって、結局新卒枠・既卒枠か、中途採用枠のどっちでいったん？

私の場合でいうと、背景として、大学卒業後、1年間正社員で働いたものの、毎日終電との時間の戦い、体調を崩しやむなく転職を決意しました。でも、もちろんたった1年では自信をもってアピールできる経験もなく、転職活動も初めて。そんななかで、企業にはたくさんの採用方法があり、一体どの枠で受けたら良いのか分からない。そんな転職活動のスタートでした。それでがむしゃらにいろいろたくさんの求人情報を見て気付いたことがあって。それが、新卒・既卒枠は総合職での採用が多く、新卒同様採用されてから配属先・部署が決まるという案件が多く、対して中途採用枠は初めから募集している職種が決まっているものが多いという点です。もちろん、企業や業種によっては多少異なるかもしれませんが。。。それで、私は、前職退職の経験を活かし、職種を選ぶことが出来る中途採用枠で受けることに決めました。

なるほどな、言われてみればそういう傾向は確かにあるな。ほかに、中途採用枠にした理由はあったりする？

そうですねぇ。。。あと、もう1つ決め手となったのは、就業開始時期ですかね。新卒・既卒枠ですと、新卒の入社に合わせて4月開始が多かったのに対して、中途採用枠は、採用が決まればすぐにでも働くことができます。もしタイミングよく、2月3月に会社を退職できるのであれば、新卒枠・既卒枠での転職活動も良いと思います。でも私の場合もそうだったのですが、、もしタイミングが合わなかった場合、採用されてから就業を開始するまでに、いくらか時間が空いてしまいます。これまで貯めていたお金もあるし、就業開始まではゆっくり、というのが理想でしょう。しかし、第二新卒は社会人になって日が浅く、そんなに貯金もなく、という方が多いのではないでしょうか。私も後者で1人暮らしでしたので、生活を安定させるために一刻も早く働きたい気持ちがありました。なので、中途採用で応募していったのもひとつありますね。

インタビューをしながら、転職活動で新卒枠・既卒枠か中途採用枠かで迷ったら、

募集部署・職種で選ぶ
就業開始時期で選ぶ

この2つのポイントも考慮して選んでみるとよいのではないかと思います。
また、新卒・既卒枠で受けたいけど募集がない、中途採用枠で受けたいけど募集がない。
そんな場合は、是非募集が出ている枠で受けてみてください。
あなたがその会社にとって活躍してくれそうだと判断され採用された場合、交渉次第で就業時期や条件を融通してくれる企業も少なからずあります。
人それぞれ状況も経験も希望も違います。
自分にとって、どの希望が１番優先なのか軸を決めて、是非転職活動を成功させて下さい。

まとめ

今回は、よくある疑問で第二新卒の転職活動は新卒枠・既卒枠と中途採用枠のどっちがいいのかについて、解説してきました。
結論はどちらでもいいですし、どちらにもメリットはあります。
なので、募集部署や職種で選ぶか、就業開始時期で選べば、必然的に新卒・既卒にするか中途採用枠にするが決まることが多いようです。

もしそれでも迷うようなら、転職エージェントに相談してみるのがいいです。
冒頭でも解説しましたが、転職エージェントは、これから受けようとする企業の内部事情や採用ニーズを把握しています。
なので、