働きながら在職中に転職活動をするコツは?無収入のリスクをなくして安心して転職活動に打ち込む!


転職活動中の一番の不安は「無収入」になることです。
前の会社をきっぱりと辞めてから転職活動を行えば、面接時間を調整する必要もなく、思う存分活動することができます。
しかし、きっぱりと辞めてからの転職活動は経済的に厳しく、貯金が毎月減っていく状況は想像以上に恐ろしいものです。
できるならば、前の会社と転職先を上手につなげて無収入期間をゼロにしたほうが安心でしょう。
今回は、前の会社を辞めずに、働きながら転職活動をするコツを紹介します。

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働きながらの転職活動は「周りに悟られない」ことがポイント

「転職活動をしよう」と決めると、現在の会社がどうしてもおろそかになりがちです。
転職しようと思うには思うなりの理由があり、ある意味今の会社に見切りをつけたも同然。
そうすると、やる気もいままとは変わってしまい、どうしても現在の仕事をおろそかにしてしまいがちになるんですね。

でも、転職活動は、「いつ終わるのか」「無事に終わるのか」やってみないとわかりません。
1ヶ月くらいなら、多少やる気がなくてもだましだまし回りにも気づかれずにできますが、それが長期化するとどうしてもまわりに気づかれる可能性も高くなります。
そんな中、転職活動が長期化しても、現在の会社に居づらくならないように「周囲に悟られない」ことは、実は大切なポイントなのです。

まず、転職を決意したら勤務時間外で「転職先候補」を探してみます。
勤務時間外で探すためには、転職サイトが便利です。
転職サイトには、さまざまな求人情報があり条件を入力しておくと、オファーメールが届きます。
通勤時間の電車の中でメールチェックをすることができるため、とても便利です。
オファーメールが頻繁に届くようになると、ついスマートフォンや携帯電話が気になるようになりますが、勤務時間中は「転職」のことは横に置いておくようにしましょう。
働きながら転職活動をするメリットは、万が一いい転職先が見つからなかった場合「現在の会社にとどまることができる」ということです。
転職活動に没頭するあまり、現在の会社の居心地が悪くなってしまっては元も子もありません。

転職面接が順調に進んで最終段階に入ったときの注意点

転職面接は、新卒のときに何度も何度も面接した経験があるかもしれませんが、基本的には1回もしくは2回で合否が決定します。
よくあるパターンは、現場のマネージャークラス&人事、部長クラスで、それに役員面接が入ったとしても多くて3回というところが多いです。

合格した場合は、最終面接が終わってから入社するまでの期間がとても短い傾向があります。
そのため、転職面接のときには「現在は在職中である」ということをきちんと伝えておく必要があります。
在職中であることを隠して面接に合格しても、すぐに入社できないことがわかった段階で取り消されることもあるのです。

現在の会社から転職先への移行をスムーズに行うために大切なポイントが「有給休暇」です。
現在の会社で有給休暇が何日残っているのかを確認し、最終出勤日と退職日を知っておくことが大切です。
転職先によっては、前の会社の退職日まではアルバイトとして採用し、退職日以降に入社日を設定することもあります。
アルバイトとしてでも、会社に出社できれば問題ないことも多いため、有給休暇日数は早めに確認しておくようにしましょう。

最終面接で多い「最後の失敗」とは?

働きながら転職活動をするデメリットは、前の会社の引継ぎをやってから退職しなければならないため、転職先にすぐに出社できないことです。
人によっては、「すぐに出社できないと不採用になる」と思い、引継ぎをしないで退職しようと考える人もいます。
転職面接で転職者が「在職中ですが、すぐに退職してこちらに出社します。」と言った場合、一見積極的でやる気を感じる発言のようですが、実は面接担当者は気持ちよく思いません。
なぜならば、前の会社の引継ぎをきちんとやるつもりがない人材は、信用できないからです。
やはり、自分の仕事を最後まで責任をもって片づけてから新しい方に向かってくる人の方が信頼することができます。
最終面接では、「採用」の二文字が目の前にちらつくため、つい現在の会社を「どうせ辞める会社」と考えがちです。
しかし、採用担当者は転職者が「前の会社を大切に思っている」と感じるほうが「この人を採用したい」と思うのです。
「自分がお世話になってきた会社をおろそかにする人は、新しい会社もいつかおろそかにする」と思うものです。

手続きは一度で済ませる

働きながら転職先が決まると、退職手続きと入社手続きを同時に進行しなければなりません。
とくに退職手続きは、出社する機会がなくなってしまうため、一度で終わるように準備しておくことがポイントです。
退職手続きには、受け取る書類と渡す書類があります。
受取忘れがあると、入社手続きにも支障が出てしまうため、先に入社手続きに必要な書類を聞いておくと二度手間にならずに済むでしょう。

まとめ

今回は、働きながら転職活動をするコツについて、解説してきました。
働きながらの転職活動は、終盤になればなるほど忙しくなります。
忙しくなると、どうしても注意や気が散ってしまい「忘れた」と思うことが多くなりがちです。
転職活動専用のカレンダーやTo Doリストを作成し、退職と入社の段取りを目に見えるようにしておくといいでしょう。