海外出張の多い仕事に、誰しも一度はつきたいものです!
オフィスでずっとPCと向き合っている仕事をしているものとしては、週1回とか月2~3回の海外出張って、めちゃくちゃ羨ましいですよね。
自分とは無縁だと思うかもしれませんが、じつはそんな海外出張の多いポストって、めちゃくちゃあって、転職すると意外と簡単につけることがあるんです!
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今回は、実際どうやって海外出張の多い転職先に転職するのか、どういう業種、業界、職種につくと海外出張が多いのかなどを解説していきたいと思います。
実際に海外出張の多い転職先に転職し、毎月数回の海外出張をしている方のインタビューや、現役の転職エージェントとしてこれまでの転職をサポートさせて頂いた方から情報を収集うしてきました。
グローバルな仕事への挑戦、すばらしいことだと思います!
ぜひもっとわくわくして仕事ができる人がひとりでも増えるように、情報を共有していきたいと思います!
Contents
海外出張の多い業種・業界は?
では、まずは、どういう業種・業界に行けば、海外出張が多いのかを解説していきたいと思います。
とはいいつつ、最近では純粋に日本国内だけで事業をしている会社も減ってきたので、海外出張の多い業種・業界も多岐にわたります。
一般的な話になり、例外もありますが、
- メーカー
- 建設会社
- コンサル
- 総合商社
- 専門商社
- 貿易会社
- 素材
- 化学
などなど、上げていくときりがありません。
逆に、海外出張のほとんどない職種でいうと、
- インフラ(鉄道、通信、ガス、電気など)
- 広告
- Webメディア
- 士業(弁護士、会計士、税理士、社会保険労務士など)
- 人材
- ゲーム
- 教育
- サービス
- 医歯薬
- 介護や福祉
など、もっぱら、日本語を用いて事業をすることに価値があったり、日本語のコンテンツを作っていたり、日本国内の資格や許認可に基づいた事業をしている業種・業界は海外出張がほとんどありません。
ただ、正直、最近は企業の事業も多角化していたり、海外進出も盛んなので、業種・業界では一概に言えません。
なので、海外出張が多い業種業界というよりも、個別に企業をみるか、このあと解説するような職種ベースで考えるのがいいかと思います。
海外出張の多い職種は?
業種・業界よりも、むしろどの職種にいるかで、海外出張が多いかが決まります。
なので、海外出張の多いポジションに転職したいという方は、この職種をなによりも重視するのがよいです!
海外出張が多いポジションとしては、営業とエンジニアが圧倒的に多いです。
はやり、顧客先にいく必要のある職種で、かつその顧客が海外にある場合に、頻繁に海外出張が生じます。
最近はテレカンやビデオカンファレンスなど、行かなくてもいいようにICTの活用が進んでいます。
それでも、やっぱり営業や技術は、現地にいくことで得るものが大きいんです。
特に営業なんて、対面で握手してくることが、重要ですよね。
発注金額が大きければ大きいほど、直接会ったことのないような人や会社には注文を出しません。
エンジニアも、現地にいかないと機器がさわれなかったり、現地のエンジニアと調整したりしないといけません。
なので、どんなに遠隔で作業できる環境が整っても、いまだに海外出張の多い代表的な職種ということになるわけです。
営業と近い職種で、マーケティングというのもあります。
マーケティングでもいろいろあって、海外市場のリサーチをしていたり、営業企画のような仕事ないようなら、海外出張が多くあるかと思います。
あとは、イベントのPRや取材対応での海外出張などですね。
ただし、全部東京で広告代理店に委託するみたいなマーケティングの部署だと、あまり現地にいくことはない職種もあるので、会社によってマーケティングの人が海外出張が多いかはまちまちです。
あと、海外出張が多いのは、生産管理です。
特に、海外で向上を持っていて、検品に月数回いかないと行けないようなアパレルなんかは、特に海外出張が多いですね。
会社によっては、営業担当がこのあたりまでフォローしてしまうので、検品とかのある営業なら海外出張が多いです。
逆に、海外出張の多そうなコンサルタントは、意外と少なかったりします。
というのは、グローバルに事業をしているコンサルとかだと、現地にオフィスがあるか、アライアンスを組むパートナー事務所があります。
そうすると、グローバルで複数のオフィスでチームを組むため、東京オフィスは東京の担当で、海外はそれぞれの国のオフィスが担当するということが多いです。
なので、わざわざ東京オフィスの人が海外出張をする必要があるプロジェクトって、意外と少なかったります。
もちろん、それでもプロジェクトのスコープがグローバルなので、グローバルな仕事が出来ることはできますが、海外出張という点では満足できないかもしれません。
例外的に海外出張の多いコンサルは、国際協力と進出支援関連のコンサルです。
これらは、日本から現地にいくことで価値が出せるコンサルなので、海外出張も必然的に多くなります。
公務員や国際協力系は海外出張が多いですが、民間企業の転職活動や感覚とは少し異なるところがあるので、あとで下記で別に取り出して解説したいと思います。
海外出張は行き先も重要!
グローバルな仕事がしたいという方と話すと、よく海外出張の多い仕事に転職したいと相談されるのですが、実は海外出張は行き先も重要です。
あまり行き先まで考えられている方、少ないんです。
「とにかく海外出張がしたい!!」
という方に、
「でも、その行き先がずっと上海とかソウルとかでもいいんですか?」
ときくと、大体違うことに気づきます。
たとえば、ニューヨークにめちゃくちゃ出張したいのに、中国に主に工場があるようなアパレル企業に転職しても、永遠にニューヨークには出張できません。
頻繁に中国にいくことで貯まったマイレージで、自分で休みをとって旅行できるくらいです。
やっぱりニューヨークに出張をたくさんしたければ、金融機関や不動産など、現地に行ける業種・業界に転職することが必要になります。
先進国への優雅な海外出張を望んでいる方が、建設会社や開発コンサルとかに転職すると、ひたすらアフリカに出張させられて嫌になるというケースを何個も見ています!
これから、海外出張という軸で転職活動をされる方は、ぜひこの「どの国・エリアに出張したいか」を意識して業種・業界や職種を選ばれるといいかと思います。
海外出張の多い転職先を見つけるまでの流れ
海外出張の多い仕事って実際どうなの?
海外出張の多い仕事のメリット・デメリット
インタビューにも出てきましたが、海外出張の多い仕事はメリットだけではなく、現実結構辛かったりといった具合にデメリットもあります。
ここでは、海外出張のメリット・デメリットを整理してみたいと思います。
メリット
まずは、海外出張の多い仕事のメリットです。
海外出張の多い仕事に就きたい人からすると、
「会社のお金で海外旅行がしょっちゅうできるとか最高のメリットやん」
って言われそうなんですが、それ意外にもメリットはあります。
具体的によく聞く海外出張の多い仕事のメリットは、
- 外に出れる/外出が増える
- 出張手当などで給料が増える
- 会社のお金で海外に行ける
- マイルがたまる
- 厳しい環境の中で成長することができる
- 個人ではいけない場所にもいける
- スケールの大きい仕事ができることも多い
などです。
いちいち解説するまでもないですね。
デメリット
逆に、海外出張の多い仕事には、デメリットもあります。
みなさん、海外出張の多い仕事を希望される方は、メリットを十分に考えてはいらっしゃるのですが、デメリットを意外と見落としがちです。
よく聞くデメリットとしては、
- 体力的に厳しい
- 行きたくない国・地域にもいかないと行けない
- テロや事故の危険
- 忙しくなる
- 思い通りに行かない環境や相手と仕事しないといけない
- ストレスが大きい
- 時差ボケを繰り返すうちに、不眠症になった
- 移動時間や準備時間は勤務にカウントされないので、サービス残業が生まれる
- ホテル代や現地での食事代に上限があり、自腹を切るケースも多々ある
- 何かと出費(お土産など)が増える
- 観光する時間がない
- 海外まで出張して成果を出さないといけないプレッシャーが大きい
- 家族や子どもと過ごす時間が減る
- 出張先で変な接待(女の子のいる店、ゲテモノを食べるなど)をしないといけないことも多い
- 日本で仕事できる時間が減るので、日本にいる間が忙しくなる
- 行き過ぎると、目新しさが減る
- 病気になったときに辛い
- 予防接種をめちゃくちゃ打たないと行けないケースもある
などです。
上げていくと、実は結構あるんですよね、デメリット。
もちろん、若いころやバリバリ仕事したい30代〜40代の一時期とかなら、こういう部署を経験するのはいいかもしれません。
ずっとだと、結構きびしくて、逆に海外出張のない会社に行きたいと相談にくる方がいらっしゃるくらいです。
現実を理解させてくれる海外出張あるある
さらに、現実を理解するために、海外出張あるあるをあげていきたいと思います。
結構、海外出張の多い仕事どうしなら、
「あーそうそう!!」
ってなることなんですが、海外出張の多い仕事を探している方は思いつかないことも多々あるかと思います。
予算が厳しい
バブルのときのイメージなのかしらないですが、海外出張というと華やかなイメージを持つ方がいらっしゃいます。
ビジネスクラスで出張して、最低でもヒルトンクラスの高級ホテルに宿泊。
それでいて、夜は高層階にあるレストランやバーで飲みながら会食みたいな。
そんな海外出張、外資系の投資銀行やプライベート・エクイティ、三菱商事の一部の部署くらいです。
多くの会社では、厳しい予算のやりくりの中で海外出張をします。
もちろんエコノミークラスが普通ですし、ホテルも1泊数千円のバジェットホテル。
食事もそんなに高級なところには、接待以外ではいきません。
最近でいうと、LCCで出張させられるなんてこともあります。
出張先が韓国や中国
海外出張というと、アメリカやヨーロッパへの海外出張を思い描きがちです。
エッフェル塔のみえるようなところで、優雅に朝食を食べながら、その日のプレゼン資料を作るみたいな光景をイメージしている人、結構多いんですよ。
でも、現実的に多いのは、韓国や中国などの近い国という会社も数多くあります。
むしろ、近場の方が出張にいくのもお手軽なので、回数の多い人に限って、中国や韓国などの違いところの確率が高かったりします。
合コンとかで、
「明日あさいちで海外出張やねん」
みたいにカッコ付けてるやつに限って、実際の行き先はソウルだったり。
それ沖縄の方が遠いやんけってツッコミが定番だったりもします!
遠い国への出張は拷問
遠い国への出張というと、なかなか個人ではいけないので、一見羨ましく聞こえます。
特に、元バックパッカーとかだと、アフリカや中東、南米への出張と聞いただけでわくわくします。
個人でいこうと思うと、休みも取れないですし、航空券も高いですからね。
でも、現実は、そんなにあまくありません。
飛行機に20時間以上乗らないといけなかったりします。
それで、現地では出張の目的を達成するためにプレッシャーがかかります。
しかも、大体海外出張というと、担当地域に何度も出張させられることが頻繁にあります。
1度なら楽しかったのに、なんどもなんども出張するうちに、特に遠い国や地域だと、長時間のフライトや時差は拷問以外の何者でもなくなります。
ひどい人は、それで睡眠薬を飲みだすくらいです。
だんだん海外出張がめんどくさくなる
最初はわくわくしていい海外出張ですが、だんだんめんどくさくなるのが現実です。
まず、準備がめんどくさいですよね。
毎月何回もスーツケースにパッキングしているうちに、だんだんウザくなるものです!
また、特に遠くに行く時などは、時差や飛行時間の負担も大きいです。
20代の若いころはいいですが、
- 役職も上がるにつれ責任も増す
- 家族と離れないといけない
- もう何度も同じ場所に言っていて飽きた
- 持病の薬とか心配
などなど、日本を離れることのリスクの方がだんだんと大きくなります。
若いころに経験をして、その後海外出張の少ない部署や会社に移るのがいいですね。
中小企業の海外出張の多さがやばい
意外と激しいのが、中小企業の海外出張です。
大手企業の方がお金を持っていて、海外出張が多そうなイメージがあるかもしれませんが、実は海外出張がすごく頻繁にあるのは中小企業へ転職したケースだったりします。
例えば、大企業で海外営業とかをしていると、自分の担当地域が大体決まっていて、何人んものスタッフで広い世界をカバーします。
ところが、中小企業でグローバルにビジネスをしているところだと、海外営業の人数が少なかったり、現地法人が少なかったりすると、海外営業の部員ひとりひとりがカバーするエリアが広く、ひたすら世界中を飛び回るなんてことになります。
しかも、大企業と違って、中小企業とかだと予算がさらに厳しい中で出張しているケースが多いので、なかなか大きい責任を持って出張することが多いです。
そうすると、人によっては、中小企業の海外出張の多いポジションの方が、エキサイティングだと思うかもしれません。
しつこいアドバイスをしてくるやつがいる
よくありがちなのですが、海外出張が決まると、おせっかいにいろいろなアドバイスをしてくる人が結構います。
あそこはいいとか、あの店に是非いけとか。
正直めんどくさいですけど、アドバイスする方は、めちゃくちゃ楽しそうにしてくるので、いちいち頷いてあげないといけないんですよね。
逆に、自分が海外出張が多いと、友達が海外旅行にいくときに似たようなことをやりがちになります。
嫌われない程度に、ひとに合わせるのが必要になります。
出張先の店選びがめんどくさい
出張先でご飯をどこで食べるか、最初はわくわくして選ぶんですが、海外出張の回数が多くなるにつれ、だんだん面倒になってきます。
また、取引先と出張している場合や、会社の人とでも上司や役員などの偉いさんと出張となると、どこで食事をしたり接待をするかを事前にちゃんとリサーチして、予約とかしないといけません。
ちょっとでもクオリティの低いところや、取引先や上司のお気にめさないところだと、あとで、
「店ひとつろくに選べないのか。つかえねーな。」
みないなことを言われることも。
最初のうちはそれでも旅行気分で楽しく選ぶことができるんですが、回数を重ねるとだんだんめんどくさくなるものです。
もちろん、国内で店選びとかがあまり苦じゃない方は、海外出張のときでも楽しくやっているみたいです。
出張先で連れていかれた店が微妙
海外の出張先では、様々な方とご飯を食べる機会があります。
そんなとき、あるあるなのが、出張先で連れて行かれた店が微妙というケース。
よくあるのは、
- 取引先にゲテモノ屋につれて行かれた
- 駐在員に日本食の店につれていかえれた
- 一緒に出張している同僚がローカルフード好きでやたら屋台に行きたがる
などなど。
中でも一番つらいのが、取引先にゲテモノ屋につれて行かれることです。
海外営業で中国を担当していると、意外と多くあります。
向こうも、日本人があまりゲテモノになれていないのを知っていて、わざとそういう店を選んできたりします。
でも、営業という立場上、無下に断れず、また残すわけにもいきません。
昆虫でもへびでも我慢して一口は食べる根性がためされます。
スーツやワイシャツが傷む
スーツやワイシャツなど、長期の海外出張中はホテルのランドリーやクリーニングに出すことになります。
日本や先進国のような国だと、それほどでもないですが、途上国のランドリーやクリーニングに出すと、すごいクオリティだったりします。
どんどん自分の服が傷んで行きます。
あとは、そもそも東南アジアやアフリカ、中東などの南国に出張すると、スーツをきているとめちゃくちゃ汗をかきます。
最悪です。
どんどんスーツが臭く、ぐちゃぐちゃになっていくのがわかります。
観光地・リゾート地への出張は拷問
海外出張というと、ニューヨークや上海などのビジネスが中心の都市だけとは限りません。
幸か不幸かわかりませんが、たまには観光地やリゾート地への出張ということもあります。
もしくは、最終目的地が観光地やリゾート地じゃなくても、経由地が観光地やリゾート地だったり。
そうすると、飛行機は旅行者ばかり。
大学生や家族連れ、夫婦やカップルなど、あらゆる楽しそうな人が、あらゆる楽しそうな雰囲気を醸し出してきます。
そんな中、ひとりスーツでPCを持って、仕事で出張とか、本当になんの拷問かと思うときが多々あります。
お土産がめんどくさい
海外出張をすると、必ずオフィスにお土産を購入して帰ってこないといけません。
それを最終日とかに空港で買って、もって帰るのが、意外とめんどくさいですよね。
ただでさえ自腹でお土産を買わないといけないのに、それを日本まで持って帰って、しかも次の日に満員電車の中を会社まで持っていないといけず、さらにそれを配らないといけないという、何段にも及ぶめんどくささがいらいらさせます。
まして、経由地があったりすると、さらにめんどくさいですよね。
本当にお土産という制度を、ぜひ廃止して頂きたいです。
最低限、海外出張の多い部署内の取り決めとして、お土産の制度は廃止するくらいのことをしてくれると楽なんですが。。
荷物に水着は必須
海外出張に行く際、大体ホテルにプールがついてることが多いんで、慣れている人はストレス発散もできるので水着を持っていきます。
ちょっと宿泊するホテルを決めるのに裁量があるなら、あえてプール付のところにすることも。
プールじゃなくても、フィットネスがあったり、近くをランニングできたりするので、トレーニングウェアを持っていく人も多いですね。
海外出張はなにかとストレスがたまるので、できるだけストレス発散や気分転換ができるような工夫が重要です。
帰りの飛行機に搭乗したときの達成感がすごい
海外出張は、帰るの飛行機に登場したときの達成感がすごいんですよね。
国内出張よりも重たいミッションと予算をつぎ込んで乗り込むのが、海外出張。
相手との交渉だったり、環境的に、国内出張よりも困難はつきものです。
そんな一通りの予定を終えて、飛行機に乗るときは、出張が終わったことだけじゃなく、責任感からの開放、日本に帰れる安心感などがめちゃくちゃ大きいんです。
結構、この最後飛行機にのるときに、空港のゲートでのひとときが好きというのに共感して頂ける人は多いはず!
合コンでモテる
やっぱり海外に行きまくっていると、話題は豊富になりますよね。
また、男女関係なく、海外旅行が好きな方は多いですし、海外でのなかなか体験できない話とかは、鉄板の盛り上がりネタになります。
あとは、男性だけかもしれませんが、なんとなく海外出張をばりばりして仕事している人って、できるサラリーマンって感じがするじゃないですか。
商社マンが持てる要因のひとつですよね。
なので、海外出張が多い人は合コンでモテる説は、あるあるです。
マイレージの話でめっちゃ盛り上がる
海外出張の多い人の鉄板の話題が、航空会社のマイレージです。
どこのエアラインでどれだけマイルが溜まって、どれだけステータスが上がっているかとか、そのマイルはどう使うのがお得とか、マイルの話題では本当に盛り上がるものです。
ステータスを維持するのに、プライベートでまで飛行機に乗る人もいるくらいです。
オススメの転職サイト
では、海外出張の多い仕事を探すためには、どうすればいいかという話に入っていきたいと思います。
まずは、一番オーソドックスなのは、転職サイトに登録をして、「海外出張」というキーワードで定期的に検索をして、よさそうな案件があれば応募するというやり方です。
ここでは、まずは海外出張の多い仕事を探すのに適している転職サイトを紹介していきたいと思います。
リクナビネクスト(リクナビNEXT)
リクナビネクスト(リクナビNEXT)は、国内の転職ではNo.1の求人サイトです。
誰もが知っていて、転職活動をしている人は例外なく登録していると言っても過言ではありません。
当然ながら、海外出張というキーワードでひっかかる案件も多く、常時数百件は案件があります。
また、なにより大手ならではの案件の豊富さ、かつ幅広い案件があるので、自分の知らない可能性が見つかるかもしれません。
たとえ、海外出張の多い仕事にターゲットを絞っていても、とりあえずリクナビネクスト(リクナビNEXT)には登録しておくことをオススメします!
Doda
Doda(デューダ)もパーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)が提供する国内では最大手の求人サイトです。
リクナビネクスト(リクナビNEXT)と同様に、タイ・バンコクを始めとして、海外の求人もたくさんあるので、とりあえず登録しておくのがいいかと思います。
転機
転機は、事業部長くらいのハイクラス求人に特化した転職情報サイトです。
40代から50代以上のキャリアや経験豊富な方にオススメです。
年収1000万円以上の求人もあります。
より高いポジションや責任のあるポジションの方が、海外出張も多くなります。
また、ぺーぺーの若手のポジションとは違い、それなりの責任や裁量をもって海外出張ができるので、ハイクラスの求人に応募出来る方はチャレンジしてみる価値が多いにあります。
英語転職
英語転職.comは、名前はしょぼいのですが、海外案件に強いJACリクルートメントが運営しています。
海外出張が頻繁にあるような案件も多いですし、それ以外にも駐在や外資系などの英語を活用できるポジションが数多く紹介されています。
無料の会員登録をすると、英語面接対策などのコンテンツが豊富に揃っており、求人に興味がなくても、それを見るだけでも価値があります。
Bizreach(ビズリーチ)
Bizreach(ビズリーチ)は、最近CMをガンガンやっているので、認知がかなり上がってきましたね。
ハイクラスの求人に強いサイトで、実はグローバル人材や外資系、海外出張のポジションが多くあります。
業種も幅広くありますし、ポジションも実は若手のポテンシャル層からCEOやCOOなどのハイクラスまであります。
あとは、登録すると、転職エージェントからいろいろ声がかかります。
なので、そこで海外出張の多い企業に強い転職エージェントから、本当に海外出張の多いポジションを紹介してもらうのがいいです。
カモメアジア転職
カモメアジア転職は、名前はダサいですが、アジアでの転職ではそこそこ有名な転職サイトです。
2004年から元々は中国での転職で運営されていたのですが、現在はアジア全域に展開をしています。
現在、海外に進出する2,000社以上の日系企業や、スポンサー参加している20社以上の大手人材紹介会社から、毎日20件以上の海外勤務の求人が寄せられており、海外勤務での情報量では最大級です。
カテゴリーは、中国を中心に、シンガポール、ベトナム、タイ王国、その他アジアを取り揃えています。
ユーザーの60%は日本国内在住です。
メインの年齢層はキャリアの充実した30歳前後ですが、中国語や英語など語学力のある方や、過去に海外勤務経験のあるミドル~シニア層のユーザーも多いです。
名前はダサいですが、実はリクルートのグループで、RGF Human Resource Consulting Shanghai Co.,Ltdが運営しています。
なので、営業力がある求人サイトなので、案件が豊富で人気があります。
オススメの転職エージェント
転職サイトへの登録はMUSTとして、本気で海外出張の多い仕事への転職活動をするなら、転職サイトと並行して転職エージェントを活用すべきです。
転職サイトにはない案件も、転職エージェントは持っていますし、自分のこれまでのキャリアから就ける海外出張の多いポジションを提案してくれます。
転職エージェントも転職サイトと同様、ひとつだけ登録するのではなく、できれば複数登録して、複数と面談の上、相性のよい転職エージェント複数と付き合うのがよいです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、国内の転職でも最も有名で、人材業界でNo.1の転職エージェントです。
ほぼオールラウンドに強いので、海外出張の多い企業の求人や情報も多く持っています。
とりあえず、まずはここに相談するといいです。
相性もあるので、相談してダメだったということもありますが、とりあえずはまずは絶対にはずせない転職エージェントです。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、リクルート、パーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)についで、国内でも第3位の最大手の転職エージェントです。
リクルート、パーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)との違いは、グローバル企業や外資系企業の案件の多さです。
タイミングにもよりますが、リクルートエージェントよりも全然海外に関連するポジションが多いことが多々あります。
なので、海外出張の多い案件にも出会いやすいです。
ほとんどが非公開求人なので、とりあえず無料登録をしてみれば、豊富な求人案件が送られてきたり閲覧できます!
パソナキャリア
パソナも人材の最大手企業ですよね。
転職エージェントよりも人材派遣のイメージが強いかもしれませんが、持ち前の営業力を使って取引企業16000社から案件を集めまくっているので、かなり豊富な転職案件を保有しています。
ここも海外求人が強く、世界中に現地法人を作ってサポートしていたりするので、当然日本から海外出張の多い案件も豊富にあります。
Doda
dodaは、リクルート並ぶ人材最大手のパーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)が提供している転職エージェントです。
リクルートもそうなのですが、大手には大手しか取ってこれない案件があります。
私がdodaを通じて応募したことがあるところでいうと、JALの投資事業など、dodaのエージェントしか持っていない超魅力的な案件がたまに出てきます。
なので、海外出張の多い案件で、かつそこそこの企業に転職したければ、リクルートエージェントとdodaの登録はMUSTですし、転職エージェントともちゃんとつながっておくべきです!
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代や第二新卒の転職に強い転職エージェントです。
ハイクラスの方が海外出張の多い案件が多いのは事実なのですが、若手のうちに海外出張の多い案件やグローバルに仕事ができるポジションに就きたいという方は、こちらのエージェントに相談してみるといいかと思います。
経験の少なくキャリアの浅い方でも、海外出張が多かったり、グローバルな仕事につける案件を紹介してもらえます。
Type転職エージェント
Type転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。
こちらも大手の転職エージェントで、海外出張の多いの案件もそこそこあります。
リクルートエージェントやDodaで面談した転職エージェントと相性が合わないという場合は、Type転職エージェントなどにも手を広げてみるとよいですね!
公務員や独立行政法人って海外出張多い?
意外と、海外出張の多いのが公務員や独立行政法人です。
「え?外務省とかJICAとかくらいしかないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
もちろん、地方自治体や国内をもっぱら担当している省庁では、ほとんど海外出張のあるポジションなんてありません。
ただ、最近では、外務省以外にもかなり国際交渉が入ってきているので、経済産業省や財務省、農林水産省などの省庁でも数多く海外出張があるようです。
事実、わたしの友人でも、財務省の友人はよくワシントンDCの世界銀行やIMFに出張にしていますし、農林水産省でもローマのFAOやジュネーブのWTOなどに頻繁に海外出張のある部署が多いようです。
その他、いろいろ情報収集してきたので、省庁や独立行政法人別に見てみたいと思います。
外務省
海外出張の多い省庁といえば、外務省のイメージですよね。
外務省は、海外との政府間の交渉を担っているので、どの部署でも海外との関わりがあります。
なので、必然的に、他の中央省庁と比較して、海外出張は多くなるケースが多いです。
ただ、実は、職種によっては、あまり海外出張の少ないケースもあるようです。
つまり、海外出張というと、外国の政府との交渉などにいくわけで、課長補佐以上のある程度のポジションの人が多いようです。
入省間もない若手の官僚が、なかなか日本政府を代表して外国と交渉なんてできないですからね。
そうすと、総合職(旧国家公務員Ⅰ種)のキャリアの方は、結構海外出張の多いポジションにつきやすいですが、外務専門職の方は年齢がある程度上がるまで、本省勤務の間は海外出張がそんなに多いわけではないようです。
もちろん、どの職種でも、本省と在外公館を交互に勤務するので、駐在の回数や長さは、他の中央省庁と比べて多くなります。
なので、出張にこだわらずに、海外で仕事がしたい方は、外務省がいいかと思います。
財務省・金融庁
財務省や金融庁も、国際交渉が多い省庁のひとつです。
やはりマクロ経済政策や金融政策で、国際協調を取ることが多く、海外との交渉も多いです。
もちろん、主計局のような日本の国内の予算をもっぱら作る部署がメインではありますが、留学などをして国際畑にいくと、海外との交渉が多い部署を異動していくことが多々あります。
また、世界銀行やIMF、ADBのように、国際機関に多額の資金を拠出しているので、世界銀行やIMFのポジションもありますので、ワシントンDCやマニラなどに駐在することも多いようです。
また、金融庁は、日本の金融機関を検査しています。
海外で活動していようとも、国内に本社のある日本の金融機関は、検査対象になるようで、ロンドンやニューヨークなどの金融拠点の集まっているところへの出張があるようです。
経済産業省
経済産業省は、貿易関連などの対策経済政策をとりしきっているので、非常に海外出張の多い省庁です。
また、外郭団体としてJETROをもっていることから、海外のJETRO事務所への出稿や、あとは外務省の在外公館にも数多くポストを持っていることで有名です。
その他にも、クール・ジャパンなどの日本の産業を海外に出していく部署や、資源エネルギー系、あとは武器関連など、様々な部署で海外出張の多い部署があるそうです。
農林水産省
実は、めちゃくちゃ海外出張の多い農林水産省。
意外に思われる方が多いのですが、日本の食料のほとんどは海外から輸入されているので、必然的に海外との交渉がめちゃくちゃ多い部署なんです。
人によっては、一年の半分以上をジュネーブのWTOなどの国際機関を行き来する方もいらっしゃいます。
農林水産業に関する国際会議は非常に多く、また、国際機関への出向者も多いです。
在外公館のポストも数多く持っていて、霞が関ではトップクラスにグローバルな省庁と言われています。
JETRO
JETROは、経済産業省の外郭団体で、貿易関連の実務を行っています。
日本企業の海外進出の支援や、反対に海外企業の日本への直接投資の呼び込みなどです。
なので、当然海外とのつながりが強く、海外出張の多い部署も多くあります。
新人でも、入職してすぐに海外の展示会などに出張させてもらえるそうです。
また、世界中にJETRO事務所を保有しているため、東京勤務と海外勤務を繰り返していくことになります。
JICA
JICAは、外務省の外郭団体で、国際協力や途上国の援助、ODA関連の事業などを行っています。
当然海外出張が多い部署がほとんどです。
その出張も、アフリカや南米など、普通では行けないエリアへの出張が多く、元バックパッカーなどで滅多にいけない国にいくことによろこびを感じる方には、たまらない職場です。
また、20代、30代、40代、50代と各年代に1回ずつ海外駐在があります。
特徴としては、他の中央省庁が比較的先進国に駐在のポストが多いのに対して、JICAはほとんどが発展途上国です。
女性でも容赦なく発展途上国に飛ばされます。
それも、インドくらいの途上国レベルではなく、アフリカや中東などの最貧国地域への駐在が多くあります。
紛争後の国にも平気で入っていくので、危険なところにもがんがん飛ばされます。
また、OECDやアフリカ開発銀行、世界銀行のような国際機関との交渉も多いので、海外出張や日本政府代表部への駐在もあります。
ちなみに、学歴やキャリアに関係なく、40歳くらいからビジネスクラスで出張できて、快適といううわさです。
中央省庁だと、課長にならないとビジネスクラスに乗れないので。
国際交流基金
国際交流基金は、外務省の外郭団体で、国際文化交流事業というわけのわからないことをやっているところです。
まじでわけがわからないところなので、わけの分からないイベントで海外出張しています。
絶対無駄遣いNo.1です。
無駄遣いとかでJICAがよく叩かれますが、たぶん国際交流基金にまさるムダな機関はありません。
アートとかなんかそういうイベントを海外でやって、そのロジをひたすらやる感じです。
採用にあたっては語学が重視されているみたいで、語学さえできれば、がんがん海外にいって仕事ができます。
ただ、まじでここの事業はムダなので、将来どこかのタイミングで政策的なメスが入るかもしれません。
いつまでも今みたいに自己満足の芸術イベントをしてられなくなると思うので、将来的にどうなるかは未知数です。
国際協力系の仕事は海外出張が多い?
少しJICAのところで触れましたが、海外出張が最も多い職種のひとつが国際協力系です。
原子力関連の産業のことを原子力村と表現されるように、国際協力関連もひとつの村社会みたいな業界になっているので、取り出して解説していきたいと思います。
国際協力系は、現地でJICAができない仕事を、コンサルタントなどとして入ってやるので、非常に現地にいく機会が多い職種です。
週1とか月1のペースで海外出張にいくのが普通な業界です。
どういう企業があるかというと、有名なところでは、
- 日本工営
- パシフィックコンサルタンツ
- 八千代エンジニアリング
- 国際興業
- コーエイ総合研究所
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの海外研究本部
- アイシーネット
- 国際開発センター(IDCJ)
- パデコ
- 中央開発
- 日本開発サービス
- オリエンタルコンサルタンツ
- プロマーコンサルティング
- 三祐コンサルタンツ
- 協和コンサルタンツ
というようなところがあります。
あとは、NGOなどでも、海外出張の多いポジションがあります。
というのは、支援先の国の現地に事務所を設けると、非常にコストがかかりますよね。
なので、ひとりの職員を出張ベースで毎月現地に派遣した方が安いことが多いんです。
わたしの知人にも、ラオスに毎月出張している人とかいます。
そのような民間企業、NGOや公的機関における国際協力の求人は、JICAがやっているパートナーというサイトに集約されています。
もしくは、それぞれの企業のサイトに行って、直接応募することが多くなります。
また、このような国際協力村に就職したい方は、国際開発ジャーナルを読んでいる方が多いです。
求人情報があるだけではなく、それぞれの国際協力に携わるプレーヤーが、どういう仕事をしているのかを理解することができます。
まとめ
今回は、海外出張の多い仕事につきたい場合はどこに転職すればいいのかを、人脈を駆使して出張族の多い業種、業界、職種などを調べてきてまとめました。
「海外出張にめっちゃ行ける仕事なんて、そうそう就けるもんじゃない!」
って思っている方、決してそんなことはありません。
ひとむかし前はそうだったかもしれませんが、今では企業がグローバルで事業をしているなんて当たり前。
だからこそ、それだけ海外出張の多いポジションにあふれていて、本気で海外出張の多いポジションに就きたければ、そのハードルはそんなに高くありません。
すぐには厳しくても、転職サイトに登録することや、転職エージェントにとりあえず相談してみるなど、情報収集から初めてみるのがオススメです!