転職活動で自己分析ってどうやればいいのか迷っている人は、結構多いです!
特に新卒採用と違い中途採用では、実務能力や仕事への意欲、人間性などが見極められることから、自分の強みや特性を把握せず、やみくもに戦ってもうまくいきません。
なぜ転職したいのか、自分のアピールできる強みはなにか、反対に弱点をどう克服するかなど、自己分析をしてアピールポイントをうまく整理する必要があります。
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転職がうまくいかないと焦りますよね。
そうすると、自分の売り込めることとか、どういうアピールや見せ方をすべきかがこんがらがってきて、そんななかで焦りからどんどん応募を繰り返してしまうという悪循環に陥ります。
でも、そんな状態だとどこも採用してくれませんよね。
冷静に自己分析を行って、いかに採用企業の担当者に自分を魅力的に思ってもらえるかが勝負です。
今回は、そんな転職活動の際に自己分析で甘いと言われないためすべきこと全て解説していきます。
転職を成功させるために自己分析はどうすればいいか、一気に理解できることと思います!
Contents
自己分析の5つのステップ
自己分析を行う上で、まず5つのステップに分けて取り組むことにします。
その自己分析の5つのステップは、
- 転職の目的をはっきりさせる
- 自己のアピールポイントを整理する
- 自分の弱点を見つめ直す
- 自分のスキル・キャリアを整理する
- 選考基準と発揮できる強みを明確にする
というステップです。
この順番で自己分析を行うことで、スムーズに考えが整理されていきます!
では、順番に解説していきたいと思います。
転職の目的をはっきりさせる
まずは、転職の目的をはっきりさせるところからスタートです。
転職の目的、目標が明確になると、転職活動にも俄然やる気が出てきます!
すると、その感覚がエントリーシートや面接などに自然と出て来ることで、いい結果が生まれやすくなります。
転職を考える要因の一つは、現状に満足をしないことです。
つまり、
- 上司とうまくいかない
- 適切な評価がされていない
- 待遇が悪い
- 人間関係が険悪
- やりたい仕事ができない
- 変な部署に飛ばされた
- 労働時間が長い
- 休みが取れない
などなど、ネガティブな要因が、転職を考える要因になります。
その子がネガティブな要因をチャンスと捉えて、なりたい自分について考えてみましょう!
なりたい自分を、
- なりたい自分が見えているか(キャリアゴール)
- 人生設計図を描いているか(キャリアプラン)
- ワクワク感があるか
という3点にブレークダウンして考えてみてください。
働かないと食べていけないという現実問題はありますが、一旦その現実は横において考えましょう。
つまり、ステップアップの転職として、到達すべき目標(=キャリアゴール)を考えることで、いきあたりばったりの転職活動を繰り返すことから逃れられます。
また、キャリアゴールに向けての人生設計図を具体的に描いていくうちに、やるべきことがはっきりしてきます。
そして、不足しているスキルや経験を認識し、それらを補いながら目標をさだめて努力していくのが大切です!
【ここで考えるべきこと】
- 転職を決意した原因はなに?
- 将来も目標(キャリアゴール)は?
- キャリアゴールを達成することで、どんな変化が予測できる?(金銭面、仕事面、生活面)
- キャリアゴールを実現するために、今後5年で身につけたいスキル・経験、自己啓発は?
自分のアピールポイントを整理する
次に、自己のアピールポイントを整理していきましょう。
採用担当者は、実務能力やこれまでの経験・実績からのみで採用するかどうかを判断するわけではありません。
実務能力やこれまでの経験・実績からだけではなく、仕事への意欲や姿勢からその人が自分たちの企業で戦力となるのかを判断します。
20代前半で職務経験が短い人は、学生時代のエピソード盛り込んでも構わないですが、学生時代の内容だけにせず、必ず職務で現場の事例も考えるようにしましょう。
やはりそこは新卒採用と違い中途採用なので、学生時代の事だけだとどうしても社会人としての経験がないように見えるので、採用する企業からするとマイナスの印象があります。
また、よく転職活動をする方で、謙虚な姿勢な方から、
「私なんてアピールすることなんて何もないですよ。。。」
という方がいらっしゃいます。
気持ちは分からなくもないですが、転職活動で継続していても何もいいことはありません。
アピールしてなんぼです。
【ここで考えるべきこと】
- 情報収集・分析ぬ力に優れた経験・エピソードは?
- 目的達成・戦略策定能力に優れた経験・エピソードは?
- 対人理解・交渉力に優れている経験・エピソードは?
- 判断能力・遂行力に優れた経験・エピソードは?
- 行動力に優れた経験・エピソードは?
これらの中から、特に自分が具体的に自信を持って話せる項目を幾つか選び、職務経歴書や面接で語れるように準備していきます。
自分の弱点を見つめ直す
次に、自分の弱点についても目を向けていきましょう。
誰にでも弱点あります。
大切なのは、その弱点をみないことではなく、弱点を把握してをどう補うかや、面接でどう見せるかという点です。
弱点は弱点として理解し、面接での対処方法を冷静にロジカルに考えていくことが大切です。
また、弱点自体も、今までの仕事の中での失敗経験など、面接で直接聞かれることがあります。
その際に、失敗したエピソードそのものよりも、その失敗したエピソードに対してどのように対処したか、その失敗から何を得たかをアピールすることが大切になります。
【ここで考えるべきこと】
- 自分の性格の弱点と考えられる事は何か?それを、どんなにして克服しているのか?
- これまでの仕事で失敗したエピソードは?その失敗から何を学んだか?
ここでは、自己分析なので、素直に全て思いつくことを書き出してみましょう。
ただし、実際の面接では、長所から、長所の行き過ぎがマイナスポイントとすることが無難です。
たとえば、
- 辛抱強い人は、辛抱強すぎて気づいたころには手遅れになっいた
- 人のコミュニケーションが得意な人は、コミュニケーションばかりに気を取られてしまって資料などの作成がおろそかになっていた
- 数字分析が得意な人は、数字ばかりを見てしまっていた
などというような感じです。
自分のスキル・キャリアを整理する
次は、自分のスキルやキャリアを整理していきましょう。
中途採用では、現職や前職で身につけたスキルや経験がアピールする材料になります。
転職は憧れや夢、希望だけでうまくいくほど、あまくはありません。
しっかりと、希望するポジションで求められるスキルやキャリアについて研究し、自分のスキルやキャリアと照らし合わせ、どうすれば採用してもらえるのかを考えることが大切になります。
仮に、希望するポジションで求められるスキルやキャリアについて研究し、自分のスキルやキャリアと照らし合わせた上で、今の自分のスキルや経験じゃたりないということもあります。
その場合は、いくら面接で、
「どうしてもこの仕事に就きたいんです!やる気と根性はあります!!」
みたいなアピールをしたとしても、正直採用されるのは厳しいです。
いまの会社でもう少し経験を積むなり、資格を取るなり、別の会社に転職して経験を積んでから再挑戦するなり、なんらかのキャリア戦略が必要になります。
もちろん、転職によって、これまでマネジメントをしたことがない方が、これからマネジメントをしていきたいというように、現状よりひとつ進んだポジションを希望することもあります。
それはそれで、転職でステップアップする戦略としては、全然OKです。
ただし、その場合は、現状と就きたいポジションで必要なスキルの差を埋めるためにどういう経験や努力をしてきたか、また今後どうやってスキルを追いつけていくのかをアピールするようにしましょう。
【ここで考えるべきこと】
- これまでに身につけたスキル
- 希望職種で求められるスキルと共通するもの
- 希望職種で必要とされるスキルで不足しているもの
- 不足しているスキルをどのように補う?
- 他社でも通用するキャリア
ここでいうスキルというのは、資格や技術だけではなく、人間関係の構築やコミュニケーション能力、人脈のような、日常業務に必要なスキルや自分しか出せない価値なども含めて考えてみましょう。
選考基準と発揮できる強みを明確にする
最後に、選考基準と発揮できる強みを明確にしていきましょう。
求められるスキルや実務経験、人物像のようなものは、応募する企業ごとにことなります。
なので、まずは、
- 募集要項
- 人事担当者がWeb上などで行ったインタビュー
- 転職エージェント
- 志望企業で働いている知人、友人
などなどから求められるスキルや経験、どういうアピールをすればフィットするのかを分析して読み取りましょう。
その上で、その求められているスキルや経験、アピール方法に合致するような強みをまとめていくことで、面接で高評価を得られる内容を準備していくことができます。
よくあるパターンは、単に経歴やスキルを羅列するパターンです。
自分の視点では、こんなスキルや経験もあるというのが価値があるかもしれませんが、採用側は、今回の採用で求めているスキルや経験、人物像が明確にあります。
たとえ、司法試験に合格していても、広告のクリエイティブを作る部署のポジションでは、採用する側からすると全くその能力は魅力的には映らないですよね。
【ここで考えるべきこと】
- 応募企業で発揮できる強みは?
- その強みを今までの職務経験と関連付けた具体的なエピソードや根拠は?
自分の強みってどんな言葉・例があるの?
ここまで、自分の強みなどを自己分析で整理してくことを、解説してきました。
いろんなステップで、経験や自分の強み、経験から学んだことを言語化していかないといけません。
でも、
「なんかうまくいい言葉がでてこないんです」
っていう相談をよく受けます。
この気持ち、めちゃくちゃよく理解できます。
どうしても、恥かしさもありますし、そもそも自分の能力を抽象化して言語で伝えることって、人生に何度かある就職や転職ぐらいのものです。
ここでは、
- 他人に関わる能力・スキル
- 自分に関わる能力・スキル
- 課題に対する能力・スキル
の3つの観点から、よく使われる表現を紹介したいと思います。
自己分析の際に、このあたりの表現もうまく使ってみてください。
他人に関わる能力・スキル
- 親しみやすさ
- 気配り
- ホスピタリティ
- 素直さ
- 誠実さ
- 真面目さ
- 約束を守る
- 協調性
- チームワーク力
- 調整力
- 指導・育成力
- 働きかける力
- 巻き込み力
- わかりやすく伝える力
- 傾聴力
- プレゼンテーション力
- 提案力
- 理解力
- 交渉力
自分に関わる能力・スキル
- 決められたことをやり抜く力
- 忍耐力
- 継続力
- 粘り強さ
- 実行力
- 活動意欲
- 集中力
- ストレス耐性
- 主体性
- 自分で考え行動できる力
- セルフスターター
- 挑戦心
- チャレンジ精神
- 改善・成長意欲
- 前向き志向
- ポジティブシンキング
- 学ぶ姿勢
- 度胸・本番に強い
- 辛抱強い
- 感情をコントロールする力
- タフさ
- 精神力
- 使命感
- 責任感
- 目標指向性
- 達成意欲
- 負けず嫌い
- パッション(情熱)
- 探究心
- どんな仕事でも面白みを見つける好奇心
- 変化対応力
- 柔軟性
課題に対する能力・スキル
- 論理的思考力
- 物事の本質を突き止める力
- 課題発見力
- 課題解決力
- 情報集力
- 企画力
- 計画力
- 想像力
- 提案力
- 分析力
- 広い視点で捉える力
- 正確性
- 緻密さ
- スピード
- PCスキル
- 文章作成力
- 計算能力
- 数値分析力
実際に体験した転職エージェントのありがたさ!?
- 転職の目的をはっきりさせる
- 自己のアピールポイントを整理する
- 自分の弱点を見つめ直す
- 自分のスキル・キャリアを整理する
- 選考基準と発揮できる強みを明確にする
に集約されているからね。
まとめ
今回は、転職活動の際に自己分析で甘いと言われないためすべきことを解説してきました。
自己分析は、いろんな転職サイトや転職本で、いろんな「型(フレームワーク)」が語られています。
でも、結局は、
- 転職の目的をはっきりさせる
- 自己のアピールポイントを整理する
- 自分の弱点を見つめ直す
- 自分のスキル・キャリアを整理する
- 選考基準と発揮できる強みを明確にする
を考えることに集約されます。
その手段として、いろんな「型(フレームワーク)」があるだけです。
最近は、少しいろんな「型(フレームワーク)」にはめようとしすぎている感じがあります。
決まった「型(フレームワーク)」でやらないといけないわけではありません。
自分の思うやり方で、上記の5点を考え直せば、それで十分な自己分析になります。
もし、自分ではなかなかできないという方がいらっしゃったら、そのときは、転職エージェントを活用すればいいんです!
転職エージェントは、候補者を転職先に内定をさせてこその仕事です。
合格してくれないことには、転職エージェントの報酬が企業側から一切発生しません(候補者・転職者は関係なく、合格しても無料)。
なので、全力で、候補者・転職者の転職を支援してくれますし、自己分析もプロの匠な技で見事に整理するのを手伝ってくれます!