転職面接では、志望動機や自己PRなど、たくさん自分の言葉で話す機会があります。
面接をしていると、本人は気にも留めていない様子ですが、言うたびに評価が下がっている言葉があるのです。
普段ならいいでのですが、面接に向かない言葉というのがわるわけです。
今回は、面接のときに「これは言ってはいけない」という言葉についてお話しします。
一見問題なさそうに聞こえるフレーズが、知らず知らずのうちに評価を落としていることもあるので、注意した方がいいこともあるって覚えておきましゅう
「なんとなく」は言ってはいけない言葉の代表格
面接をしていると、話し始めに、いつもついつい
「なんとなく」
とつけてしまう人がいます。
たしかに、冒頭に「なんとなく」とつけておくと、ワンクッションおかれるため、自分の意見を言うときでも強くなり過ぎないメリットがあります。
普段の会話なら、なにも問題はありません。
でも、転職活動の面接では自分の意見をはっきりと言うことが大切なのです。
意見を言う前にワンクッションおいてしまうと、せっかくいい意見を言っていたとしても面接担当者の心に残りにくくなってしまうのです。
自分の意見に自信がなかったとしても「なんとなく」という言葉は使わないように努力しましょう。
一番「なんとなく」を使ってはいけない項目は、志望動機を言うときです。
志望動機は、自分がこの会社に入りたいと思った動機をいいます。
そのときに「なんとなく」という言葉を使ってしまうと、面接担当者としては「なんとなく思ったから受けに来た程度の人」と思ってしまうかもしれません。
「他の会社では」「前の会社では」は失礼になる
転職活動の面接では、他の会社や前の会社についての話は出さない方がいいでしょう。
というのは、「他の会社」という言葉を出した段階で、面接を受けに来た会社と他社とを比較していることになってしまうのです。
転職面接に来たにもかかわらず、他社と比較する言葉を言ってしまうと「上から物を言う」印象を与えてしまいます。
ついつい転職が数回になってくるといいたくなってくる気持ちはわかりますが、面接の場では、自分と会社について話を進めるように意識していましょう。
前の会社について話を出すときには、面接担当者から、
「前の会社ではどうでしたか」
とはっきりと前の会社について質問されたときだけにしておくと安心です。
面接官全員が前の会社の話を聞くと悪い気持ちになるわけではないのですが、もちろん運良くそういう方が面接官だといいのですが、そうでない可能性もあるので、無難にやめておいた方がいいですね。
「人から聞いた」や「親が言っていた」では人まかせな印象を与える
最後に、人まかせな自信のない印象を与える言葉を使わないようにしましょう。
たとえば、面接では必ず、
「どうして他社ではなくわが社なのですか?」
といった主旨の質問がされます。
そのときに、
- 「親がいい会社と言っていました」
- 「友人からこの会社がいいとアドバイスをもらいました」
- 「人から自分のやりたいことができる会社だと聞きました」
- 「雑誌とか新聞にこう書いてありました」
というふうに、「第三者から聞いた」ことを面接の場で言うことはやめたほうがいいでしょう。
本人と会社との面接にもかかわらず、第三者の意見や考えが入ってしまっては、本人の考えがわかりにくくなってしまいます。
あたがもし反対の立場で面接官にいたとしたら、
「それで、聞いた話とか書いてある話はわかったけど、きみはどう思うの?きみの意見とか考えはないの?」
って思いませんか。
普通の面接担当者はそう思うので、そう思われるような発言は面接の場ではやめた方がいいです。
もしも、志望動機が「親にすすめられたから」であっても、面接の場では自分の言葉で自分が感じたこととして話ができるようにしましょう。
まとめ
今回は、転職活動の面接で「これは言ってはいけない」言葉について解説してきました。
面接担当者は、転職者が発する一言一言を深堀して考え、その人の人柄を探ろうとします。
知らずに口から出ていた言葉が、どのように受け取られる可能性があるのかを考え、「もったいないマイナス評価」を減らしていくようにしましょう。
普段の会話ではいいですが、面接の場にふさわしくないことばというのがあります。
あくまでも面接の場では、戦略的に自分をアピールすることを意識すべきです。
発言には、
- 力強さ
- 自信
- 誠実さ
などを面接担当の方にいかに与えるかが重要です。
特に、実績のない若手であればあるほど、これらは意識していきたいものです。
マネージャークラスの少しハイクラスの転職であれば前職や現職での実績をアピールすることである程度は、こいつできるなという印象を面接官に持たせることができます。
でも、若手の転職については、まだまだ実績は乏しい中、いかに発言をハキハキして、いかに適切なことばを使って、面接官にいい印象を戦略的に与えるようにしましょう!