第二新卒の転職で思い描く理想と現実・現状のギャップは大きい!厳しい転職活動や今後のキャリアに待ち受けている落とし穴って?


第二新卒の転職で思い描く理想と現実・現状には、実は大きなギャップがあります。
決して第二新卒での転職活動を止めるわけではなく、かといって夢物語ばかりしていても仕方がないので、しっかりと理想と現実・現状のギャップを知った上で取り組むことが重要であると思います。
今回は、そんな第二新卒の転職で思い描く理想と現実・現状のギャップについて、厳しい転職活動や今後のキャリアに待ち受けている落とし穴などを解説していきたいと思います。

繰り返しますが、あくまで現状・現実を理解した上で、第二新卒の転職活動に挑むべきだという思いです。
今の現状に不満がある方が、無理やり今のまま若い20代という貴重な時間を過ごす必要は、かならずしもないと思います。
かといって、理想ばかりでもない厳しいケースもあるので、しっかりとそのあたりを理解した上で、覚悟を持って第二新卒の転職活動に足を踏み入れてほしいんです。
逆に、その覚悟があるからこそ、いい第二新卒の転職活動ができるはずです!

⇛一番オススメの転職エージェントはこちら

思い描く理想と現実

第二新卒での転職で思い描く理想として、

  • 給与・待遇面を上げたい
  • ワークライフバランスを重視したい
  • もっとやりがいのある仕事をしたい

などという理由が多いように思います。
華やかな業界に憧れて入社したものの、激務・薄給に限界を感じ、転職を機に、待遇・ワークライフバランスの良い企業に就職したいと考え一歩を踏み出したり、今の仕事にやりがいを感じられず、もっとやりがいのある仕事をしたいと考え、
転職を機にバリバリやりがいのある仕事をしている自分を思い描いて転職を決意したりと、色々な理由があると思います。
どちらにせよ、未経験の仕事への挑戦はワクワクし、理想も期待も膨らみます。

しかし、理想だけでは転職活動を成功させることはできないのが現実です。
知らない世界へ飛び込むことに対して、理想や夢ばかりが膨らみすぎると、現実や現状とのギャップに
ついていけず、失望してしまうという可能性が高くなります。
華やかな業界に期待するのも良いですが、華やかな背景には地味で大変な作業もあること、転職したとしても、最初は下積みから始まるという現実を理解した上で、第一優先は何か、何がしたいのか、本当にその企業で働きたいのかをよく考え、
きちんと現実と向き合って転職活動することが大切です。
せっかく第二新卒という貴重な時期を、上手に活用してみてください。

第二新卒募集が出る背景と現状

最近、景気が上向き傾向な現状もあり、第二新卒採用も増加の傾向にあります。
しかし、なぜその企業が第二新卒を募集しているかの背景も調べてみることが大切です。
激務で新人が3年以内に退職してしまい、若手不足のため若手社員を補充・確保したいために、第二新卒を積極的に採用している企業も多いのが現状です。
逆に給与・待遇面の良い企業は比例して退職者も少なく、第二新卒募集も少ない傾向にあります。
退職する若手が少ないので、補充する必要がないのです。

今は情報入手が簡単な時代です。
その会社のホームページなどだけではなく、転職口コミサイトや転職エージェントからの情報も活用し、よく現状を理解して後悔のない転職活動ができるようにしてください。
もう一度現在の仕事の待遇・今後の可能性を考え、今転職するのが最良かをきちんと見極めて、転職活動を進めるのが良いと思います。
可能であれば、仕事をしながら転職活動を進めることをオススメします。

新卒時より厳しい転職活動

現状として第二新卒の転職活動は、年齢が若いため比較的難しくはありません。
ただし、新卒時の就職活動と比べると厳しい就職活動になるのが現実です。
新卒時での転職活動では、

  • 「学生時代からこの業界に興味があり志望しました」
  • 「業界No1の御社で活躍したいと思いました」
  • 「社風や待遇に惹かれました」

という志望動機を語ったとしても、新卒だからという理由で企業は採用してくれます。
しかし、第二新卒となると、プラスアルファで志望動機が必要になります。

「一度社会に出てみて、こういう経験をして、こう感じたので今回転職を決意しました。そのため、御社のこのような部分に魅力を感じ、志望しています。」

最低でもこの位はきちんと話すことができないと、面接を通ることは難しいでしょう。
現状を把握し、自分のやりたい仕事や理想の職場環境がしっかりとイメージできているという方は、理想の転職を果たすことができるでしょう。

今後のキャリアの落とし穴

第二新卒の今後のキャリアに待ち受けている落とし穴もいくつかあります。
異業種・異職種に転職するということは、キャリアをリセットするということです。

前職より給与や待遇が下がってしまう場合が多いという現実

一度は社会人として働いた経験があるとはいえ、第二新卒は新卒と同等の条件で採用されることが多いので、給与アップはほとんど望めない現状があります。
やりがいやワークライフバランスを求めての転職ならそれでも良いかもしれませんが、給与や待遇をよりよくしたいと考えての転職が目的だと、少し難しいと言えるでしょう。

同い年の新卒入社の人より、出世は遅れてしまうという現実

社会人経験は同じでも、新卒で入社した人は1年〜3年ほどその会社で活躍しているという実績があります。
もちろんその分出世する機会も多くなります。
企業によっては、新卒で入った同級生や後輩が上司の立場にあり、指示をうけなければならない場合もあります。

思い描いていた理想と現実のギャップがある

転職を果たした後、思い描いていた理想と現実のギャップに戸惑うかもしれません。
こんなはずではなかった、入社してみたらブラック企業だったといった時に、再度転職となるとなかなか難しくなってしまいます。
若くして、何度も転職経験があると、長く続かないイメージを企業に与えてしまったり、度重なる転職で、キャリアを形成することができず、待遇も良くならずといった悪循環に陥ることもあります。
そのような後悔をしないためにも、今後の自分のキャリアをきちんと考え、現状・現実をきちんと把握して転職活動ができるようにすることが大切です。

まとめ

今回は、第二新卒の転職で思い描く理想と現実・現状のギャップについて、解説してきました。
第二新卒の転職で思い描く理想と現実・現状にギャップがあることが悪いわけではありません。
大切なのは、そのギャップを知った上で、覚悟して第二新卒の転職活動に挑めるかです。
どんな決断にも、現実をいい方向にも悪い方向にも変えるリスクがあります。
それを認識した上で、それでも現状を変えたいという強い覚悟を持って転職活動に挑むことで、いい第二新卒の転職ができることが多いです。