転職面接は、思いもしなかった失敗をしてしまうことがあります。
面接担当者は、ある程度の失敗は想定内ですが、失敗した後の行動や言動が想定外であることが度々あるのです。
今回は、面接で失敗してしまったときに「これをやったらさらに泥沼」なタブーな行動と言動についてお話しします。
失敗しているのに「失敗していません」という態度をする
面接中に「わが社の社長名をお答えください」と言われ、間違えてしまったとします。
これは、本当の失敗です。
しかし、転職者の中には「ホームページにはそう書いてあった気がします」「どこかでそう伺った気がします」など、自分の失敗を素直に認めない人もいるのです。
社長名を間違えてしまったことは、失敗ですが「勉強不足でした。申し訳ありません」と言えば、大した問題ではなかったはずです。
面接担当者は、失敗や間違いを認めない人をそれ以上責めることはしません。
ただ、評価シートにマイナス評価をするだけなのです。
失敗や間違いをしてしまったときには、すぐに間違いを認めて謝罪し、その後は気持ちを切り替えてハキハキと面接を続けていく姿勢が大切です。
「失敗した」と勝手に思い、動転する
面接で出される質問は、だいたい予想ができるため、ほとんどの転職者は前もって頭の中で考えをまとめて面接に臨みます。
しかし、本番は練習とは全く違う緊張感に包まれるため、自分でも思ってもいなかった失敗をしてしまうことがあるのです。
例えば、「入室したときに椅子に足を引っかけてしまいつまずいた」とします。
転職者としては、ドアを軽快にノックしてスマートに入室したかったのかもしれません。
しかし面接担当者からみれば、椅子につまずいたことは失敗でもトラブルでもないのです。
つまずいた後に「すみません」とニコッとすれば、面接の雰囲気も一気になごみます。
つまり、転職者が「失敗した」と思うことの多くは、実は失敗には入らないことが多いのです。
「失敗した」と思ってしまうと、思ったとたんに心がざわめいてしまいます。
「多少のことは失敗と思わない」気持ちで、ドンと構えていた方が本当の失敗をする可能性は低くなるのではないでしょうか。
失敗したとたんに「落ちた」と勝手に判断し、あきらめる
転職者の中には、面接で間違えてしまったり、質問に答えられなかったりすると、突然態度が豹変する人もいます。
それまではとても印象よく面接が進んでいたのに、失敗したとたんに「これ以上やっても無駄だ」というようにぶっきらぼうに話し始めたりするのです。
面接担当者は、一度間違えたとしても「不合格」と決めず、その後の態度や話した内容を総合的に判断して合否を決定します。
一つや二つ間違えたからといって、勝手に「不合格になった」と思い込むことは、もったいないだけでなく、とても失礼な態度です。
まとめ
今回は、転職活動面接で「失敗した」と思ったときに泥沼にはまっていくタブーな行動について、解説してきました。
面接は、場数を踏むごとに失敗が少なくなります。
面接担当者は、失敗そのものよりも失敗したあとの状態をよくチェックしています。
自分で泥沼にはまっていかないようにするために一番大切なことは、冷静さなのかもしれません。