転職セミナーでは、講師による講義やプレゼンテーションのあとにグループディスカッションの練習を行うことがあります。
転職セミナーに参加する人の中には、このグループディスカッション練習を目当てにしている人も実は多いらしいです。
今回は、セミナーでグループディスカッションの練習をするメリットと上手な活用方法を紹介していきたいと思います。
Contents
初対面の人とグループ練習ができる
転職面接の中に、グループディスカッションを取り入れている企業も増えています。
転職者のグループディスカッションは、一つのテーマについてグループで話し合いをさせることが多いでしょう。
会社の勤務経験がある社会人ならば、会議や上司との会話でもディスカッション能力は磨くことができているものです。
しかし、転職面接でのグループディスカッションと、会社の会議との大きな違いは、ディスカッションするメンバーとの付き合いの深さです。
会社内の会議は、上司や同僚と行われるため、お互い気心が知れています。
相手がどのような性格で、どのように説得すれば納得してくれるかのコツを知っているのです。
しかし、転職面接でのグループディスカッションは、すべてのメンバーと初対面であり、性格も能力も全く知らない状態でスタートします。
初対面の人とグループディスカッションする機会は、ほとんどありません。
しかし、グループディスカッションは、何度の経験することで上達していくものです。
セミナー参加者は、お互い初対面ですが、セミナーに参加している人は「転職に積極的な人」です。
初対面であっても「上手にディスカッションを進めて行こう」という共通意識があるため、効率的に練習をすることができます。
初対面の人とディスカッションをスムーズに行うためには、できるだけ短時間で個性やキャラクターを見抜く必要があります。
何度もセミナーでディスカッションの練習を重ねていくと、徐々に人柄を素早く感じ取ることができるようになるでしょう。
優等生から学ぶことができる
転職セミナーに参加すると、優等生が必ずいるものです。
とくにグループディスカッションでは、自然と司会の役割を行い、終了間近にはリーダー的存在になっているのです。
転職面接のグループディスカッションでは、やはりリーダー的存在になった人の評価は高くなる傾向があります。
セミナーの練習では、存在感を発揮できなかったとしても、落ちる心配はありません。
そのため、緊張しながらも周りの人を観察してみるといいでしょう。
そして、自然とリーダーになった人と自分との違いをあとから考えてみるのです。
転職仲間をつくることができる
転職セミナーに参加している人は、すべてが転職活動をしている人たちです。年齢制限があるセミナーに参加すれば、似たような年代であるため、話しやすいのではないでしょうか。
セミナーに参加する人たちは、転職活動をまじめに行っている人が多いのです。
真面目に取り組んでいるからこそセミナーに参加して、自分を高めようとします。
そのような人たちは、日ごろから転職に関する情報をこまめに集めているものです。
セミナー参加者の中で、気になる人がいたときには積極的に声をかけてみましょう。
とくにグループディスカッションで同じグループだった人は、だいたいのキャラクターがわかるはずです。
自分と話が合いそうだと思ったり、同じ業界内で仕事を探していたりするようならば、連絡先を交換しておきましょう。
グループ内での自分の役割がわかる
転職セミナーで行うグループディスカッションは、最初に役割分担を行うことが多いでしょう。
一人一役担うことで、ディスカッションをスムーズに進めていきます。
グループディスカッションの役割は、司会・タイムキーパー・書記などがあります。
自分では、司会が向いていると思ってやってみたら、全く進行ができなかたという例もるのです。
自分が思い込んでいたことが、実際にやってみたら全く通用しなかったことに気がつくことができることも、セミナーに参加するメリットです。
もしも本番の面接の時に気がついたのでは遅すぎてしまいます。
セミナー終了後には、講師から指導を得ることができます。
自分のどこが悪かったのか、またはよかったのかをはっきりと聞き、本番に生かしていくことが大切です。
ディスカッションの予想テーマを知ることができる
グループディスカッションにはいくつか種類がありますが、一番多く出題されるスタイルが「一つのテーマについての話し合い」かもしれません。
一つのテーマは、時事問題や業界に関する旬のテーマであることが多いため、知識があればあるほど発言できるチャンスは増えるでしょう。
時事問題に関するテーマは、日ごろのニュースからおおまかに予想することができます。
しかし、業界の旬のテーマは予想が難しいでしょう。
セミナーでは、さまざまな視点からテーマを出題し、本番で困らないような対策をします。
本番で出題されるかもしれないテーマを事前に練習しておくことで、どのようなテーマが出題されたとしても対応できるようになるのではないでしょうか。
まとめ
転職セミナーでは、そのときに求められている内容を行います。
また、グループディスカッションは練習の回数が多ければ多いほど、スキルアップするものです。
セミナーに一度参加したからといって満足するのではなく、こまめに参加し、常に情報とスキルを上書きしていくことも大切です。