これで突破!転職面接で採用担当者に好感が持たれる4つの工夫とは?


面接は筆記試験とは異なり、採用担当者や面接官の感じ方が合否に関わります。
面接の最中に、無意識のうちに口から出てしまう口癖や、言葉がひらめかないとに発してしまう言葉が原因で、知らず知らずのうちに好感度を下げていることがよくあるのです。

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今回は、転職面接で面接官に好感が持たれる工夫についてお話しします。

敬語らしき言葉は使わない

転職者の中でも比較的若い世代の人は、敬語らしき言葉を使うことがあります。
例えば語尾に「じゃないですか」や「っす」をつければ丁寧な言い方をしていると誤解しているのです。
目上の人に「じゃないですか」と言うことは、自分の意見をおしつけている印象を与え、面接官によっては気分を害する可能性も考えられます。

自分の意見を言うときには、

「私は・・だと考えます。」

と言うようにしましょう。
似たような言い方で「私は・・と思います。」もありますが、「思います」は意思が弱い印象があります。
数回の使用ならば「思います」でもかまいませんが、「感じます」や「考えます」の方が、強さはあるでしょう。

また、サークルの先輩との会話の中で「っす」を使っていた人は、無意識のうちに面接でも口から出ていることがあります。
「そうっすね」や「了解っす」は、フレンドリーな感じはしますが、敬語ではありません。

笑顔は時と場合で使い分ける

面接中にずっと笑顔でいる人は、やわらかい印象を与えます。
しかし、質問の内容によっては笑顔がふさわしくない時もあるのです。

例えば、

「当社の合併話はご存知ですか。」

という質問に答えるときに笑顔で、

「はい、知っています」

と答えたのでは、印象を悪くします。
会社にとって、合併話は重要な話であり笑顔で話す内容ではありません。
質問に対して真摯に答える姿勢を見せるためにも笑顔は使い分けるようにしましょう。

転職者の中には、面接中は笑顔を絶やしてはいけないと思っている人がいます。
入室から退室まで笑顔を保っている人もいますが、面接官の立場からすると「ずっと笑顔でいても評価があがることはない」のです。
笑顔が必須のタイミングは、入室と退室の挨拶のときです。
入室と退室のときだけは、笑顔と大きな声の挨拶が大切です。
面接中は、笑顔をつくるよりも自然体でいるほうが好感がもたれるかもしれません。

面接中のジェスチャーは必要ない

面接で話をする際に、手を大きく動かしてジェスチャーをする人もいます。
何かを説明するときや動作が必要な時にはジェスチャーが有効ですが、それ以外ではジェスチャーは必要ありません。

また、グループ面接の時に「話す人を見よう」と思い、しきりに体の向きを変える人がいます。
話す人の方に視線を向ける必要はありますが、体をうごかしてしまうと「落ち着きがない人」と思われてしまう可能性があります。
グループ面接は、一般的に横一列に並んで行います。
横に並んでいる人に視線をむけることは難しいため、前を向き、「自分ならどうこたえるか」を考えているといいでしょう。

沈黙はつくらない

口下手な人は、返答までに時間がかかるため面接中に沈黙の時間ができてしまうことがよくあります。
沈黙の時間は「答えに困っている時間」であるため、面接官の印象が悪くなってしまうかもしれません。

すぐに答えがだせないような難しい質問ならば、多少の沈黙は「用心深く考えている」とプラス評価になります。
しかし、自分で答えが出せる「志望動機」や「この会社の魅力は」などといった質問の場合には、沈黙をつくらないようにしましょう。

沈黙をつくらない方法は、前に言った言葉を繰り返すことです。
口下手な人でも、志望動機や自己PRは事前に考えて面接に臨んでいるはずです。
面接中に一度発した言葉を二度発したからといって、評価が低くなったり印象が悪くなることはありません。
むしろ、繰り返した言葉は強く印象づけられ、面接官の心に残すことができるのです。

例えば、

「1分間時間を与えるので自己PRをしてください」

と言われたとき、一通り自己PRをしても時間が余ってしまったとします。
そのときに、ニヤニヤして時間をつぶしてしまっては印象が悪くなります。
余った時間を埋めるために、新しい言葉を考えている時間もありません。
そんなときには、ひとつ前に言った言葉を繰り返せばいいのです。

転職面接では、話している内容と同じくらい「話し方」が大切です。
日ごろから印象がいい話し方を意識するだけでも、面接本番に良い影響を与えるでしょう。

まとめ

今回は、転職面接で採用担当者に好感が持たれる4つの工夫について、解説してきました。
実は、このあたり、今回は一般的な話をしましたが、面接する会社や業種によって、戦略はことなるのもたしかです。

たとえば、営業系の職種だとニコニコ常にした方がいいですし、逆にコンサルタントのような職種だと、キリッと集中した表情も重要になってきます。
ジェスチャーや沈黙の時の対処も、同様に企業や業種によってことなります。

「じゃあ、どうすればいいの?」

ということですが、面接の際にここの企業にあわせて対策するしかありません。
もちろん、自分ひとりでは分析や対策をすることはなかなか厳しいのも事実です。
そんなときに役立つのが、転職エージェントです。

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