リクナビネクストにあるスカウト・オファーの仕組み、なんとなくわかりにくいですよね。
「リクナビネクストって、転職サイトなのに、オファー・スカウトの仕組みがあって、しかも種類がいくつかあるし、それって断ったり、拒否したり、辞退したらどうなるのとかイマイチよくわからないんです!返信とかいちいちしないといけないんですか?」
って、よく質問されるので、結構みなさん気になっているところなのではないかと思います。
⇛転職活動はとりあえずリクナビネクストに登録をまずするところから!
リクナビネクスト(リクナビNEXT)にあるスカウト・オファーの機能、使っている方は少ないみたいなんですが、結構役立つんです!
わたしの友人でも、ひとりスカウト・オファーが来て、それに返信して、すんなり面接から内定までもらって、実際に転職したやつがいます。
転職エージェントが当たり前になってきている中、意外と根強く使われているスカウト・オファー機能について、今回は解説していきたいと思います!
Contents
スカウト・オファーの仕組み
リクナビネクストに登録すると、スカウト・オファーを受け取ることができます。
つまり、リクナビネクストに登録したあと、
- 匿名プロフィール
- 学歴・語学・資格
- 経験職務チェック
- 現在の状態の希望条件
- レジュメ公開ブロック企業
- 職務経歴書(オープンオファーの場合は不要)
- 自己PR(オープンオファーの場合は不要)
- キャリアプラン(オープンオファーの場合は不要)
などの基礎情報を入力し、オファーの設定をONにすると、企業側がそれらの情報をみて、興味ある方や会いたいと思った方にオファーを送ってきます。
通常の選考と違い、そもそも企業が興味関心を持っている人にアプローチしてくるので、通常の応募よりも書類選考の通過率は高くなりますし、必然的に内定を取れる確率も上がります。
もちろん、万能ではないので、100%鵜呑みにはできません。
そもそも全ての企業がオファー機能を使っているわけではありませんし、企業が設定した条件にたまたま当てはまっただけで実際にもとめている人物像とずれていて採用されないということもあります。
企業側からすると、あまり厳しい条件だと、そもそも選考の候補者にすら会えないので、ある程度基準を緩めに設定するのですが、緩めに設定すればするほどミスマッチの可能性が出てきます。
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スカウト・オファーの種類・特徴
スカウト・オファーは、実は種類があって、
- プライベートオファー
- 興味通知オファー
- オープンオファー
という3種類があります。
ここでは、それぞれの特徴などを解説していきたいと思います。
プライベートオファー
プライベートオファーというのは、登録したレジュメの職務経歴やスキル・キャリアプランなどを見て、求める経験やスキルを持っていそうだと感じた企業、および転職エージェントから届く「個別面接」の案内のことです。
普通に企業や転職エージェントから、
「一度お会いしませんか?」
というお誘いのメールがきます。
これが一番感覚的にスカウト・オファーに近いイメージです。
企業や転職エージェントからこのようなダイレクトにお会いしたいというようなお誘いがくるわけですから、企業からのオファーに返信をした場合は、書類選考が免除され、面接を受けることができます。
興味通知オファー
次に、興味通知オファーは、登録した職種や勤務地などの条件に興味を持った企業から届く、オファーポジションへの興味の確認です。
企業側から、
「あなたに興味があります。あなたは弊社のこの求人に興味がありますか。」
といったオファーがが届きます。
そのオファーに対し、「興味がある」と返信をすると、企業が正式にオファーしたいと思った場合に、面接や説明会などの案内が届きます。
オープンオファー
最後に、オープンオファーは、登録した職種や勤務地などの条件が、企業が設定する検索条件に合致した場合に、企業から届く求人情報・説明会情報の案内です。
企業からは、
- 求人を見てください。
- 説明会に参加しませんか?
といた案内が届きます。
案内された求人に応募すると、職務経歴の詳細などに基づき、改めて書類選考が行われます。
返信はどうすればいい?
スカウト・オファーの種類に応じて
- プライベートオファー⇛「面談希望」or「面談辞退」
- 興味通知オファー⇛「興味あります」
- オープンオファー⇛「応募」or「説明会申し込み」
という感じで、普通に返信すれば大丈夫だよ。
「プライベートオファーを送っていただきありがとうございます。貴社に興味をもちましたので、応募させていただきたいと思います」
みたいな感じで、ごくごく普通に普段取引先とかに送っているイメージで返信してみればいいよ!
オファー・スカウトの無視・辞退ってどうなの?
オファー・スカウトの機能を活用して転職活動をされている方からよく聞かれる質問が、
「オファー・スカウトが来たんだけど、無視したり、辞退してもいいの?」
ということです。
たしかに、ご自身のスッペクやタイミングによっては、大量のオファーがくることもあります。
全部が希望する条件にあったポジションならいいのですが、残念ながら、中にはそういう会社じゃないところも含まれることが多々あります。
スカウト・オファーをくれたところで興味ない会社は、もちろん辞退しても構いません。
何の問題もないです。
万が一、将来興味が出てきたら、そのときに受けても全く問題ありません。
「でも、いちいち返信すらするのめんどくさいよ・・・」
という方は、最悪無視しておいても全然大丈夫です。
返信の有効期限がすぎれば、自動的にキャンセルになります。
もちろん、「オファーありがとうございます」というメールを返信し、お断りするのが丁寧ではあります。
ただ、そこまでやっている人はほとんどいないです。
別に、ここで、オファーやスカウトを無下に扱ったところで、他の選考に影響がでることなどは全くありません。
企業側としても、丁寧なのはありがたいですが、大量に候補者にアプローチしているので、返信はすぐに捨てるだけになるかと思います。
プライベートオファーは価値が高い!
スカウト・オファーには3種類がありますが、特にプライベートオファーは価値が高いです。
やはり、
- 一度お会いしませんか?
- 弊社に興味はありませんか?
- 説明会に参加しませんか?
という3通りのスカウト・オファーだと、一度お会いしたいといきなり言ってきているプライベートオファーの価値が高いですよね。
それだけ企業の本気度もあります。
というのは、リクナビネクストに求人広告を出稿するのって、結構高いんです。
しかも、ただ単に求人広告を出すだけでも高いのに、スカウトやオファーを送るのは、さらにオプションで追加料金が取られます!
そうすると、追加料金を払ってでも、スカウト・オファーを送ってきて、しかももう最初からお会いできないかと聞いて来ているということが、いかに企業がその候補者に関心を持っているかわかりますよね。
さすがに、そこまで企業の関心が高いので、必然的に内定を獲得できる確率は高くなります。
そもそも企業が求めている条件にマッチしている人に送られるので、当たり前といえば当たり前ですが。
もちろん、ご自身の志望条件にあう企業であることが必要ですが、もしプライベートオファーが来た企業が、
「おっ、おもしろそうだな!」
と思われるなら、一度コンタクトを取って、実際に話にいく価値は十分にあります。
市場価値の診断に使える!
転職活動の際、もちろん自分がこういう業界やこういう職種の仕事をしたいという希望はありますが、そもそも、
「自分は転職市場でどれくらい評価されてるんだろうか」
という疑問を持つことがあります。
もし、自分の転職市場での価値が思っているよりも高いなら、もっと強気で面接に挑めますし、反対に思っているよりも低いなら希望する条件を下げなくてはなりません。
リクナビネクストのスカウト・オファー機能は、この転職市場での市場価値の簡易的な診断に使うことができるんです。
つまり、必要情報を入力して、スカウト・オファー機能をONにした状態で、1日くらい待ってみます。
それで、翌日に、
- どれくらいの量のスカウト・オファーが届いているか
- どんなオファーが届いているか
という点で、自分の転職市場における価値が高いのか低いのかが、なんとなく予測できるということになります。
もちろん、あくまで、企業が設定した条件で半自動的に送られている可能性が高いので、実際の市場価値との差はあります。
あくまで参考程度なのですが、こういう方法で、自分の転職市場における市場価値を検証してみるのも以下と思います。
スカウト・オファーへの返信はどうすればいい?
スカウト・オファーをもらった際、返信については、以下のように返信すればOKです。
普通にメールで、丁寧に返して、アポを取る感じです。
採用ご担当者様(⇛担当者の名前が分かっている場合は個人名でも可)
お世話になっております。
この度はオファーを頂き、誠にありがとうございます。
頂いたオファーについて、関心が強くありますので、ぜひ面接をお願いできると幸いでございます。
面接ですが、現在のところ以下日程ですと、調整が可能でございます。
■面接候補日
第1希望:〇月〇日 〇時~ 〇時スタートまで
第2希望:〇月〇日 〇時~ 〇時スタートまで
第3希望:〇月〇日 〇時~ 〇時スタートまで
いずれの日程もご都合が悪いようでしたら、貴社のご都合のよろしい日を複数頂けると、当方で調整致します。
よろしくお願い致します。
〇〇〇〇(氏名)
この際、何か質問があれば、それを書き加えてもいいです。
また、逆に日程が調整しやすいときは、NGの日時を伝え、それ以外の日時で調整してくれるようにお願いをすると、先方としては候補日時が増えるので、親切ですね。
まとめ
今回は、リクナビネクストのスカウト・オファーの仕組みを完全解説してきました。
リクナビネクストは、案件の寄せ集めのサイトだけでは、実はありません。
スカウト・オファーの機能を使うと、もしかすると案件一覧から検索するだけでは得られなかったような思わぬ出会いがあります。
もちろん利用するのはタダなので、ダメ元ででも、とりあえず使ってみて、もし万が一いい案件からオファー・スカウトが来たら、ラッキーと思っておけばいいかと思います!